早朝は27℃前後で過ごしやすい気温でしたが、今日は午前中から晴れていて
日差しが暑く感じました。
午前中はトラクター耕運と水質検査など行いました。
水源付近と圃場の2点サンプリングをして分析をしたところ結果はコチラ
EC値には異常は見られませんので問題なさそうです。
pHが高いことについて少し考えましたが、上流の川および池で水草や藻が
大量発生しているのでは?と思いました。(水中の酸素が増えるとpHが上昇する)
実は農業用水の水源である川を遡ると、昔は田んぼが川沿いに沢山あったのですが
10数年ぶりに地元に戻ったときには、全て住宅になっており、
川の生き物も昔に比べて少なくなったように感じていました。
今の川の様子がコチラです。
水面が水草に覆われています。
こう見ると生き物が沢山いるように見えますが、
ニゴイが何匹がいるぐらいで、小さな生き物はあまり居ないようです。
原因は恐らく田んぼや水路がなくなったことにより、
稚魚等の小さな生き物が生息できない環境になったのでしょう。
大雨が降る度に濁流を伴いながら一気に川下まで流れている様子を見る限り
その可能性が高いと思います。
さらに上流の溜め池はこんな感じでした。
池には水草は見当たらず、特に異常はなさそうでした。
今回の調査では高pHのハッキリとした原因は分かりませんでしたが、
ただ、農業を取り巻く環境は明らかに変化しており、今後どのような影響が出てくるのか?
問題が表面化したときには手遅れということにならないよう、広い視野で見ていくことが大事だと考えます。
少し真面目な話になってしまいましたが、
とりあえず今できることは、何か問題が起こった際に
少しでも早く対応できるよう準備するしかないですね。
それではまた!
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