アイスプラントの栽培
※記事を更新しながら収穫まで栽培記録をつけていきます!
今回は不思議な野菜?アイスプラントの栽培に挑戦です!!
アイスプラントとは?
◆不思議な野菜アイスプラントとは?
正直なところSNSでたまたま知った野菜で、それまで全く知りませんでした(^^;
調べてみると「プチプチした ほんのり塩味の野菜」「栄養豊富」などのキーワードが出てきます。
これだけでは想像ができませんね。
栄養については、ミオイノシトール、カリウム、ピニトール、ビタミンK、ビタミンA、
ミネラルなどが含まれており、特に他の野菜にはないミオイノシトールとピニトールが珍しいようです。
ミオイノシトール…脂質や糖の代謝を調整
ピニトール…血糖値を下げる
専門ではないので詳しいことは分かりませんが、生活習慣病などの予防や改善に期待できるそうですね。
あとは食べてみんと分からんとです(笑)
播種
◆まずはアイスプラントのタネを入手します
ホームセンターでは種が売っていないためインターネットで購入しました。
パッケージの「テレビで話題の機能性野菜!」というキャッチフレーズが気になりますが(笑)
中身はコーティング種子のようですね。
【播種日】9月22日:暑さが少し和らいだタイミングを狙ってみました。
全く栽培のイメージが分からないので、とりあえずトレイを使用して25穴に植えてみました。
まだまだ残暑が残っているので、ちゃんと育つか心配です…
発芽
◆播種から約1週間ほどで発芽しました
思ったよりも早く発芽しましたが、かなり小さいので雑草と間違えそうでした…
ただ、全体の2割程度しか発芽してないので発芽率は低いようです。
単純に育苗方法がダメだったのかもしれませんが(^^;
畝づくり+肥料準備
◆10月末頃から畝づくりと肥料の準備をします
基本的には肥料を土に混ぜ込んだ状態で畝立てをしますが、
今回の畝づくりは少し通常のやり方とは異なる方法をやってみます。
仮説として、砂地土壌に肥料を入れても雨などで下層に流れていくので
混ぜ込んでも効果が期待できないのではないかと考えています。
そのため表層に数センチ肥料をかぶせるイメージで撒布する方法を試します。
【施肥設計】
・鶏糞ペレット →1
・完熟牛ふん堆肥 → 1
・菜種油かす →0.5
・ヤシガラ培土 →少量
施肥した後は天気が良ければ水をかけて表面をかきまぜます
定植まで時間があるので、ひたすら1ヵ月以上 土づくりをしました。
定植
◆育苗について
発芽から1ヵ月後の育苗の状態がコチラ
まだまだ小さいですが、よくみると葉の表面にツブツブも付いています。
※この透明なツブツブはブラッダー細胞と呼ばれるものらしいです
約2週間ほどが経つと大きくなってきました。
見た感じは多肉植物に近いですね!
そのため根張りが弱いのか、少し触るとポロっと抜けてしまいそうでコワいです(笑)
◆定植について
11月末に入った頃、あまり遅くなると苗がダメになりそうだったので
定植に踏み切りました。
マルチなしでそのまま普通どおり定植していきます
最終的に定植まで出来たのは6株しかありませんでした💦
育苗成功率が20%なので、色々と改善が必要ですね。
生育管理 12月~1月
◆定植してからの生育について
12月は中旬頃に大寒波による積雪などに見舞われたので、成長が鈍化していましたが
年明けてからは天候も少し回復したこともあり、大きくなってきました。
ぼちぼち大きくなってきたので、ここで塩水を散布していきます!
海水を与えて育ててみる
なんとアイスプラントは奇妙な植物で塩水を与えて育てる野菜なのです!
その理由は、過剰な塩分を対外に排出するという特殊な性質を持っており
海水程度の塩分であれば耐えることができるためです。
そして、あの透明なツブツブの正体が塩分ということになります。
ただ、ここで普通に塩水をつくって与えても面白くないので、
地元の新鮮でキレイな海水を使ってみたらどうなる?という実験を行ってみます。
海に挟まれた地域のため、畑の目の前は干潟があり反対側に行けば
キレイな砂浜や岩場があるので、ここで海水を汲んでみました。
通常は1~2%程度の塩水を使用するようですので、
海水の塩分濃度約3%を少し水で薄めて使います。
生育管理 2月~3月
◆生育 初期~中期について
大きくなった葉を少しずつカットしていましたが、
思ったよりも成長が早くて数日で脇芽が大きくなってきます。
気温も日中は10℃を超えるようになり、さらに成長が変化していきます。
2月も中旬を超えてくる頃になると脇芽が出てくるようになり、
イメージしていた形のアイスプラントが獲れるようになってきました!
茎の部分のガラスのようなブラッダー細胞がキラキラ輝きます。
水滴に見えますが、全部アイスプラントの一部です。
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