ジャガイモの栽培に挑戦 2022年 冬

ジャガイモの栽培

※記事を更新しながら収穫までの栽培記録をつけます!

目次

土づくり

◆砂地の圃場で栽培することにしましたので、簡単に土づくりをしました。
ずっと砂地土壌の施肥設計をどうするか悩んでいましたが、一先ず今回は試験的につくってみます。

①牛ふん堆肥+油かすを散布します

使用した肥料
撒布後

②散布したら表面をレーキでかき混ぜます


③さらに今回は土壌改良資材としてヤシガラ培土を混ぜ込みます

ヤシガラ培土

・圧縮されていますが、ほぐすと結構な量になります

ほぐしたヤシガラ培土

・フカフカした土のような触感で臭いもありません。
ヤシガラ培土は肥料を保持したら水分を吸収して保水する役割などが期待できます。
元々はヤシの実の皮ですので、砂地との相性は良いはず?という理由で試しています。

散布するとこんな感じでした

ヤシガラ培土の散布

④同じようにレーキでかき混ぜます


・この状態で3週間ほど水をかけて表面をかき混ぜるという作業を1日1回行いました

3週間後の土

砂地なので変化があまり分からないですが、気持ちフカフカになったような気がします。
牛ふん堆肥と油かすの臭いもなくってきたので、これで完成です。

定植

◆今回は種いもを地元の農家さん経由で購入しました
・デジマ 1kg
・ニシユタカ 1kg
以上の2品種を栽培します

デジマ 1kg
ニシユタカ 1kg

◆幅30cmほどの細めの畝をつくり、真ん中に溝を掘って種イモを並べていきます

じゃがいもの定植

まだ気温が高く種イモを切って植えると腐る恐れがあったので、そのまま種イモを植えました。

◆最後に軽く土を被せて終了です

ジャガイモの定植

発芽

◆発芽のタイミング
・デジマ →定植から7日ほどで発芽
・ニシユタカ →定植から8日ほどで発芽

ほんの少しだけデジマの方が発芽が早かったように思えます。

◆発芽から1週間ほど経ちました
品種は違いますが、見た目はあまり変わりありませんね。
順調に育っています。

芽かき作業

◆発芽して育ってくると芽が複数本になってくるので芽かき作業を行います
・1個の種イモから5本以上の芽が出てくるので、元気な芽を2~3本選んで残します
 →最終的に中央付近の芽を選ぶとバランスがとれました

・芽を摘む方法として2パターンあります
  素手 → 種イモを掘り返してしまわないように根本を抑えながら摘みます
  はさみ →根本を切ります
※芽が小さいうちは素手の方が早いですが、ある程度成長してしまうと 摘みにくくなるので
 はさみで切った方が良かったです

芽かき作業

◆最初の芽かき作業の際に2本だと育つか不安だったので3本残しでやったのですが、
隣のベテラン家庭菜園のおじさんから2本が良いという情報を頂いたので、
改めて2本になるように芽かきをしました(^^;

芽かき 2本バージョン

・毎度のことながら育った芽を摘むのは気が引けますが、先輩方の言葉を信じてガッツリやりました。
8割ぐらいカットしたのでスカスカになりました(笑)

生育管理(中期)

◆芽かき作業から約2週間が経ちました
 2品種とも順調に生育が進んでいます

10月23日

◆さらに2週間が経ちました
 大きな問題もなく成長もピークを過ぎたような感じですね
 写真では分かりずらいですが、ややニシユタカの方が成長が早い気がします

11月7日

◆開花
ニシユタカが白く小さな花を咲かせました
デジマの方は開花していませんので、やはりニシユタカの方がスロースターターだったようですね

ニシユタカの開花

モザイク病?

◆ニシユタカの株でモザイク病のような葉が出てきました

モザイク病?

モザイク病はウイルス性の病気で伝染やアブラムシ等が運んでくるなどが要因の病気です
発症した場合は対処ができないので他に伝染しないよう抜き取り処分します

生育初期ですと致命的ですが、後期の段階なので大きな影響はなさそうですね
またモザイク病のウイルスは人体に影響がないため食用に問題ないので
試し掘りだと思って割り切りましょう(笑)

抜き取った株から取れたジャガイモ

小ぶりですが、おいしく頂きました(*^^*)

ニシユタカ 収穫!!

◆11月末になりニシユタカの葉も黄色くなってきたので、
ぼちぼち収穫をしてみました。

11月30日 ニシユタカ

◆モザイク病の心配もありましたが、特に問題もなくジャガイモも無事に収穫できました。
小さいサイズが少し多かったので、もう少し待っても良かったかもしれません。
はじめての栽培でしたので収穫のタイミングを計るのが難しいです(^^;

収穫したニシユタカ

◆一番大きいモノでこぶし大サイズですね。

一番大きなサイズ

デジマ 収穫!!

◆ニシユタカより少し生育が遅かったので、デジマに関しては数日遅らせてみました。
モザイク病に関してはニシユタカよりは発症していないようでした。

12月1日 デジマ

◆やはりデジマも小ぶりサイズが多いですが、ジャガイモ自体はキレイで悪くないのではないでしょうか。
収穫量は約4kgでした。

デジマの収穫

さいごに

◆ジャガイモについて
ジャガイモに関しては、ニシユタカとデジマの2種を育ててみましたが、
個人的な好みとしてはデジマが好きでした。
煮物系で使用すると煮崩れしやすいですが、逆にホクホクして美味しかったです。

◆栽培に関して
今回は砂地の圃場での初めての土づくりと栽培にジャガイモを育ててみました。
結果としては無事に収穫まで出来たので良かったですが、
やはり土づくりができていないので、量と品質がイマイチだったような気がします。

あとは思ったよりも栽培期間が短くて管理もそこまで大変ではありませんでしたが、
土壌pHがアルカリ性寄りなので「そうか病」が気になっていました。
おそらく今回に限っては特に問題なかっただけで、連作するとなると注意が必要だなと思います(^^;

◆今後の栽培について
秋ジャガイモについては、種芋を切らないで植えるのが一般的なようでしたので
前処理などの手間が掛からなくて良いのですが、収穫量が少ないのが難点でした。
単価の安い品種だと採算を取るのが厳しいので、自家消費用ぐらいのイメージですね(^^;

ジャガイモに関しては品種も多いので、
次回は色んな品種を試しに栽培してみたいと思います(*^^*)

それではまた!

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